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【大田区】大森第三中学校で講演

実施時期:2018年3月7日

春から高校へ進学する中学3年生に、多文化共生にについてお話をしました。そして、大学院と日本語学校へ通う留学生から母国の紹介、自分が15歳だったころの夢の話をしてもらいました。

中学生にとって外国人留学生と接する機会は少ないので、とても興味があるようでした。休み時間に質問に来るなど、いい機会になりました。留学生からも「とても楽しかったです。いい経験になりました。ありがとう」と感想をもらいました。

■当日の内容
1部  日本に来る外国人はどのくらい?など
2部  留学生に話を聞こう!
    インド、モンゴル、インドネシア

詳細

  • ■大田区には何人の外国人が住んでいるでしょうか。

    在住外国人が年々増え続けるなか、自分たちの住んでいる区ではどのくらいの外国人がいるでしょうか。身近なところから話をはじめて、「やさしい日本語」の紹介もしました。英語の勉強をしている中学生にとって、外国人=英語と思うかもしれません。英語を使わない国の人も多い、日本語の方が通じる場合もある。そうした話から、多文化共生につながる内容にしました。
  • ■インド出身の留学生に話していただきました

    インドの人口は約13億人、日本の10倍です。インドの紹介を始めると、生徒たちがグングン前のめりになります。日本で気に入っていることは「日本人のやさしさ」、困っていることは「母国の料理が食べられないこと」。生徒から「日本にもインドレストランがありますよ」と質問をされたら「でも、母の料理とは違います。お母さんの料理が食べたくなります」と答えていました。
  • ■モンゴル出身の留学生に話していただきました

    モンゴルのすごいところは、美しい自然、助け合う心。自給自足とはなど、雄大な写真で紹介してくれました。「高校生のころから日本の大学で勉強するのが夢。その夢に向かって一生懸命に勉強しました」きれいな日本語で話すので、生徒たちも共鳴するところが多いようでした。
  • ■インドネシア出身の留学生に話を聞きました

    17,000もの島からなるインドネシアの紹介をしました。イスラム教徒が多く、留学生もムスリムです。食べられるもの、食べてはいけないものの話もしました。生徒にとっては初めて聞くことも多かったかもしれません。「15歳のとき、たくさん勉強しましたか?」の質問に「いいえ、たくさん遊びましたよ」と明るい答えが返ってきて、生徒もとてもうれしそうでした。
  • ■花束をいただき、給食もごちそうになりました。

    講演が終わった後には、生徒たちから花束が贈られました。留学生たちも大変うれしそうでした。 そして、学校のご厚意で用意してくださった給食を、先生たちと一緒に食べました。 初めて食べる日本の給食は、おいしかったそうです。
  • ■生徒たちの質問にも答えました

    終わった後に、何組かのグループが質問というより、お話がしたいと来てくれました。留学生にとってもうれしいひとときです。おたがいを理解するきっかけになったと思います。