ひらがなネット > 【ニュースリリース】在住外国人への新型コロナウイルス情報伝達状況調査結果(第1弾)

2020.04.28

【ニュースリリース】在住外国人への新型コロナウイルス情報伝達状況調査結果(第1弾)

(2020.5.12 「コロナウイルス」を「新型コロナウイルス」に一部表記を変更しました)


在住外国人244名への新型コロナウイルス情報伝達状況調査結果【第1弾】
~90%以上が新型コロナウイルスについて「わからないことがある」と回答~

 

「外国人と日本人をつなぐ」をテーマに多文化共生事業を展開するひらがなネット株式会社(代表取締役:戸嶋浩子)は、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を鑑み、在住外国人を対象に緊急アンケートを実施しました。新型コロナウイルスに関する情報伝達についての実態を把握することで、外国人住民に対しての情報発信について、今一度検討の機会を設けることを目的としています。
本リリースでは、まずは第1弾として調査前半の「新型コロナウイルス関連情報の認知状況」の結果についてお知らせします。後半の「情報収集言語」「情報収集メディア」「その他の不安・心配」等の集計結果は5月11日ごろ公開予定です。

■調査概要■
○調査対象:日本在住の外国人
○調査期間:2020年4月17日から4月23日まで
○調査方法:Webアンケート調査(英語とやさしい日本語による)
○有効回答数:244件(内、英語回答194件、やさしい日本語回答50件)
※ 本アンケートは回答者から多くの関心・支持を得て、英語話者のコミュニティ等で拡散されました。
そのため実際の在住外国人の属性分布と異なり、英語圏出身の回答者が多くなっております。

■調査結果■
1.コロナウイルスについて、わからないことを教えてください。〔複数回答〕
コロナウイルスについて、わからないことを1つ以上回答した人は全体の9割以上に上りました。中でも、「病気になった場合の対応」(56.1%)、「国や会社からもらえるお金について」(50.0%)は5割以上から、わからないという声が上がりました。
調査実施期間中に一律10万円給付についての概要が発表されたため、「その他」の中では「外国人が給付金をもらえるのかわからない」などの声も寄せられました。


2.コロナウイルスの症状が出た場合、すぐ病院に行ってはいけません。都道府県が決めた施設に電話します。そのことを知っていましたか。
コロナウイルス発症時の対応方法について上記の通り設問で説明の上、知っているか尋ねたところ、「知らない」(43.4%)の回答が4割以上を占めました。この結果から、コロナウイルスの対処法について、外国人住民へ基本的な情報が行きわたっていない可能性が考えられます。


3.コロナウイルスの予防策で知っていることを教えてください。〔複数回答可〕
感染拡大予防策の中で、代表的なもの4つについて知っているかどうか尋ねたところ、全項目について9割以上から「知っている」との回答がありました。回答者の中には、主に外国語で情報収集を行う人も一定数ありましたが(詳細は5月11日以降配信の続報リリース参照)、主な予防策は諸外国でも共通しているため、認知度が高かったと考えられます。


■回答者属性■
○性別:女性 66.8%(163名)/ 男性 32.0%(78名)/ 未回答 1.2%(3名)

○年代

○在住年数

○国籍


■ひらがなネット株式会社■
○代表取締役:戸嶋 浩子    ○設立:2012年4月11日
○所在地:東京都墨田区亀沢2-19-7
○ウェブサイト:http://www.hiragana-net.com/
○本件についてのお問い合わせ先:戸嶋・吉澤・清水(mail@hiragana-net.com)

■ニュースリリース資料(PDF)■
2020.04.28 【リリース】新型コロナウイルスアンケート調査 第1弾